PROJECT04

「教育的特性を活かしたローカルイノベーション」
大学の知を地域に開き、産官学金、市民とともにまちの活性化を目指す

「教育的特性を活かしたローカルイノベーション」
大学の知を地域に開き、産官学金、市民とともにまちの活性化を目指す

大学と市が連携して行なった、“教育”というまちの特徴を活かした試み。
「子どもの未来を拓くローカルイノベーション」をテーマに企業や起業家が集まりました。

小金井にしごとをつくる

東京学芸大学がキャンパスを置く小金井市は、都市からのアクセスの良さや、大きな2つの公園に挟まれた緑豊かな環境から、住宅地として魅力的なまちです。しかし、ベッドタウンとして発展してきたため、市内で就業する市民人口は少なく、また、事業所数も少ないことから、市外から働きに来る人も多くありません。
そんな市内の人口減少、雇用創出の課題を解決するため小金井市では、国による地方創生事業の一環として、起業家の市内定着を目指した「しごとづくり事業」が平成27年度、28年度に行われました。

東京学芸大学のキャンパスも緑豊かな環境

東京学芸大学のキャンパスも緑豊かな環境

教育という特性を活かす

大きな柱の一つとして実施されたのが、“教育”に焦点を当てた「教育的特性を活かしたローカルイノベーション事業」です。東京学芸大学をはじめとする多数の教育・研究機関を有する小金井の教育的環境を活かし、教育産業・クリエイティブ産業に特化した企業誘致や育成促進が目指されました。
その中で、東京学芸大学を会場に開催されたのが「子ども未来フォーラム〜デジタル教材と学校図書館〜」。主催である実行委員会には、市、小金井市観光まちおこし協会、東京学芸大学の関連団体としてデジ読評価プロジェクトと東京学芸大こども未来研究所、notecafeの運営を行うタウンキッチンがメンバーとなり、半年以上の企画会議を重ねました。
当日は、出版社、新聞社、デジタル教材をはじめとする教育関連企業、東京学芸大学および他大学の学生・教職員、小中高校の教職員、地域住民が集まり、企業による展示やセミナーを行いました。

子ども未来フォーラムでは教材や絵本の展示、市民向けのワークショップも行われた

子ども未来フォーラムでは教材や絵本の展示、市民向けのワークショップも行われた

ローカルイノベーションを考える

事業を通じて生まれた市内外の企業や学校関係者、教育に関心を持つ起業家とのつながりをより深めるべく、平成28年12月、note cafeを会場に「まちのカルチャーカフェ」特別編を企画しました。「子どもの未来を拓くローカルイノベーション」をテーマとし、市とnote cafeの共催イベントとして開催しました。
ゲストにお迎えしたのは、創業支援センターTAMAを開設するなど、多摩地域の創業支援・地域活性に力を注ぐ多摩信用金庫の価値創造事業部長長島剛さん、東京学芸大こども未来研究所理事で社会学と教育研究を専門とする東京学芸大学副学長・教授の松田恵示先生。子どもたちの未来のため、まちの課題をどのようにチャンスに変えられるか、どのように活かし、発展できるかなどが話し合われました。

ゲストの松田恵示先生と長島剛さん

ゲストの松田恵示先生と長島剛さん

行政・企業とのコラボレーション

小金井市は、市、金融機関、NPO、地元企業による協議会を立ち上げ、事業終了後も引き続き、市外からの教育関連企業の誘致をひとつの目標に、教育現場の状況を共有するオープンなネットワーク形成、大学・教育関連企業の研究成果や先進的な事業トライアルの場の提供を目指しています。
note cafeではそうした動きと連携をとりながら、地域における産・官・学・金・市民の連携拠点として、行政や企業とのコラボレーションや企画を行っていきます。

人と人とをつなげるnote cafe

人と人とをつなげるnote cafe