06.29Wed. 2016UPDATE

【レポート】第1回まちのカルチャーカフェ
「宗教とデザイン」

【レポート】第1回まちのカルチャーカフェ
「宗教とデザイン」

まちと大学をつなげる月1回の試みとしてはじまった、
「まちのカルチャーカフェ」。
記念すべき第1回は、notecafeのオープンからちょうど1年目となる6月、
「宗教とデザイン」をテーマに開催されました。

当初の定員30名から大幅に増席して、約50名の方がnontecafeに集まりました!

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まずはイベントを主催されているNPO法人東京学芸大こども未来研究所さん、
そして話し手でもある藤井健志先生より、
「まちのカルチャーカフェ」をはじめるまでの経緯や目指しているカタチについてお話がありました。

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今回の聞き手は、多摩エリアを拠点に活動するデザインディレクターの萩原修さん。
宗教の仕組みや入るきっかけなど、素朴な疑問からトークははじまりました。

宗教の内部には人間関係が築かれているので、
コミュニティのようなところがある、なんて話題も。

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途中で2度ほど、いくつかのグループに分かれ、
自己紹介やそれぞれの考えや疑問について話しました。

「思い返してみると、暮らしの中で宗教を感じることがたくさんあった」
「新興宗教にはやっぱりこわいイメージがある」
という声や、
「アイドルを好きなことは宗教になる?どこからどこまでが宗教なのか」
「宗教が文化ってどういうことなんだろう」
学生さんからは、
「宗教学を学ぶことの意味ってどんなところにあるのか」といった、
藤井先生への質問があがりました。

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壁にあるnotemap(大学を中心とした近隣地図)を振り返りながら、
地域にある神社やお寺、宗教の拠点となっている場所など、
具体的な例をあげながら話される場面も。

宗教というテーマで話をはじめるにつれ、
暮らしやコミュニティといった、
地域そのものとも言えるキーワードが出てきました。
そして話題はデザインへ。

根底の部分は変わらず、
暮らしや社会が変わる中で変わっていく宗教。

宗教という精神世界をデザインという具体的な「形」に落としこむことの難しさや、
銀座のビルの中にある神社の装飾が面白いなど、興味深い話が飛び交います。

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あっという間の2時間。
終了後もあちこちで参加者の方と藤井先生、萩原さんがお話されている姿がありました。

大盛況となった第1回「まちのカルチャーカフェ」。
次回のテーマは「“農家みち”が都市を再生する」。
東京学芸大学 教授で文化・歴史地理学が専門の椿真智子さんを聞く人に、
小金井 江戸の農家みちの会の村岡 尚(ひさ)さん、
山中 元(げん)さんを話す人に迎えて開催します!

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