12月16日、第7回となる「まちのカルチャーカフェ」が開催されました。
今回のテーマは「子どもの未来を拓くローカルイノベーション」。
小金井市が共催し、企業の方にも多数ご参加いただいた特別編です。
お迎えしたのは、東京学芸大学副学長の松田恵示教授、
そして、多摩信用金庫価値創造事業部長の長島剛さん。
今日に限ってはあえて「さん付け」で呼び合いながら、
まずはお2人に自己紹介も兼ねてお話しいただきました。
小金井の特性や東京学芸大学についてなど、
ここでしか聞けないお話がたくさん。
時に笑いも起こりながら、みなさん真剣に聞き入っていました。
後半は参加者を交えてのトーク。
大学に何を求めるか、逆にやめてほしいことはないかなど、
テーブルごとに意見を出し合いました。
実現させたいプロジェクトや日頃感じていることなど、
さまざまな声があがり盛り上がりました。
次回の「まちのカルチャーカフェ」は年明け1月。
詳細が決まり次第こちらのホームページでもお知らせしますので、
ぜひチェックしてください!
写真・文/國廣
第7回まちのカルチャーカフェ 街の文化×大学の知
テーマ 「子どもの未来を拓くローカルイノベーション」
松田 恵示(東京学芸大学副学長・教授)
×
長島 剛(多摩信用金庫価値創造事業部長)
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日時 12月16日(金)19:00~21:00
会場 東京学芸大学図書館カフェ note cafe
定員 30人
参加費 1,500円(ワンドリンク付き)
学生は500円
※事前にお申し込みの上、
当日受付にてお支払いください。
申込 専用フォームよりお申込みください
https:// ssl.form-mailer.jp/fms/ fd8f0b0a442260
主催 NPO法人東京学芸大こども未来研究所
共催 小金井市
協力 東京学芸大学/ 東京学芸大学図書館カフェ note cafe
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今、チャンスにあふれた魅力的な時代がやってきています。世の中の至るところにチャンスがころがっている時代です。ただしこのチャンスは、「課題」という渋い顔をしています。少し取っつきにくい顔なのですが、その本質はチャンスです。高齢化が進み、少子化はとどまらず、財政難は拡大している、というように課題、つまりはチャンスは広がるばかりです。
同じチャンスに向き合っている大学と地域が、どのように手を結べば、このチャンスを最大限に活かし、それぞれが発展できるのかが、今回のテーマです。
忘れてはならないのは、学芸大学のような教員養成大学 は、他のどんな大学よりもこのチャンスに強いということです。「教員養成大学がやっていることは教育だけだろう 」というのは、ものを知らない人の考えです。考えてもみてください。教員養成をする大学には、国語・算数・理科 ・社会から始まって、家庭科、技術科、芸術や体育の専門家までいるのです。教員養成大学は、本質的に多様な人材を抱えている大学です。
地域がこの教員養成大学から何を引き出せるかは、その地域の力量にかかっているでしょう。そして大学はどこまで自らの力量を示せるのでしょうか?
今回のまちのカルチャーカフェでは、地域と大学との丁々発止のやりとりが期待できます。
◆聞く人 松田 恵示
(東京学芸大学副学長・教授)
1962年和歌山県生まれ。大阪教育大学大学院卒。専門分野は社会学(スポーツ・教育・文化)と教育研究(体育 科教育/教育支援)。様々な遊び文化や身体文化についての社会意識論の立場から研究している。また、学校と社会 をつなぐための教育人材の育成や、スポーツ教育の開発を通じて、教育現場との実践的な共同作業を行っている。また、社会意識論の立場から「遊び文化」を研究。あらゆる場面で「遊び」を取り入れた活動・普及に取り組んでいる 。
NPO法人東京学芸大こども未来研究所理事(前理事長) 、中央教育審議会生涯学習分科会専門委員、吉本興業主催 「笑楽校」監修、(株)バンダイの木製玩具Disney KIDEA監修など、多岐に渡たり活躍中。著書に『交叉する身体と遊びーあいまいさの文化社会学ー』(1999 、世界思想社)、『おもちゃと遊びのリアルーおもちゃ王 国の現象学ー』(2003、世界思想社)など。
◆話す人 長島 剛
(多摩信用金庫価値創造事業部長)
東京都生まれ。法政大学大学院経済学研究科修士課程修了 。1988年多摩中央信用金庫入庫。1997年「多摩らいふ倶楽部」を立ち上げ。以後、多摩地域活性化のためのネットワーク作りに従事。2011年より現職。同年「課題解決プラットフォームTAMA」の運営開始や「東京・ 多摩のおみやげプロジェクト」の立ち上げに関わる。20 13年には「創業支援センターTAMA」を開設。多摩コ ミュニティビジネスネットワーク世話人を務めるほか、自治体との連携にも精力的に関わる。家族:子供4人・マスオさん。趣味:パンづくり、家づくり。
▼まちのカルチャーカフェ公式ホームページはこちら
http://www.codomode.org/machicafe/