7月25日(月)第2回まちのカルチャーカフェが開催されました!
まちのカルチャーカフェ第2回は「"農家みち”が都市を再生する」がテーマ。
東京学芸大学教授で文化・歴史地理学が専門の椿真智子さんを聞く人として、
小金井江戸の農家みちの会の村岡尚(ひさ)さん、
同じく小金井江戸農家みちの会メンバーで設計事務所勤務の
山中元(げん)さんが登壇しました。
みなさんは小金井市にある「小金井江戸の農家みち」と
名付けられた道をご存知ですか?
野菜スタンドが並ぶ懐かしい田舎の風景が、ここ小金井にもあるんです!
武蔵小金井駅から徒歩20分。
小金井公園に入る手前の道が「農家みち」と呼ばれる場所です。
そこでは野菜が売買されるだけではなく、
様々な人があつまり交流が行われています。
youtubeで「小金井江戸の農家みち」で
検索すれば農家みちの様子が見られるそうなので、
みなさんもぜひご覧ください。
はじめに、小金井江戸の農家みちの会代表の村岡さんからのお話です。
「小金井江戸の農家みち」という名前は、
直売所が並んでいて面白い風景から、3年前に名付けられたそう。
「小金井江戸の農家みち」が生まれた経緯や、
どのようにしてこの名称を一般に周知していったかなど
色々な方々が集う現在のような姿になるまでをお話いただきました。
次に、法政大学建築学科小金井キャンパスに在学していた
山中元(げん)さんからお話をいただきました。
山中さんは大学の建築学科在学中、1年生のときに農家みちに惹かれ、
大学の設計課題で農家みち周辺を敷地として設計課題を行ったそう。
農家みちの農家さんと
大学卒業後なかなか関われなかった中で、
また会いに行くと話しかけてくださったことが、
すごく温かくて、嬉しかったといいます。
参加されていた地元の方からは、
農家みちの前を昔から実は「銀座通り」と呼んでいたこと、
「元からある地元のコミュニティとの交流が重要になってくるのでは」
といったお話がありました。
新しい住民としては、どこからどうやってコミュニティに入っていけばいいか
わからないという面があるかもしれません。
ですが、ぜひ来ていただきたい!と、
参加者の方からはウェルカムな声が飛びます。
前半の農家みちの話を踏まえて、
後半は身近な地域、農業、畑、農地で
魅力的な風景がある場所について
各テーブルの参加者で対話します。
「クリエイターを巻き込んで新しいコミュニティをつくっていきたい」
「伝統的なコミュニティにいかに入っていくのかということと、
多様な人とのコラボ、才能をもった人が集う場所が出来ているというところが面白い」
「地域の人と、外部の人との温度差が埋まればいいな」
「コミュニティの力というところで、小金井のパワーが魅力的な風景ではないでしょうか」
「国分寺の駅に降りた時の空気がいい。自然的な風景が多いですよね」
「新しい視点で風景をみることで何か発見があるのではないかと思う」
様々な思いや意見が飛び交いました。
農家みちは野菜スタンドが開催されていることによって、
多様なコミュニティが形成されています。
伝統的なコミュニティはあるけれど、排他的な雰囲気はなく、
オープンな雰囲気が整っている、
このそれぞれが農家みちの魅力なのかもしれません。
自然溢れる田舎の風景と人の温かさが魅力的な「小金井江戸農家みち」。
みなさんも、ぜひ訪れて体験してみてくださいね。
次回は来週8月1日(月)に開催!
第3回は「これからの働き方、働くこと考」をテーマに
聞く人は、鉄矢悦朗さん(東京学芸大学 教授、専門は建築・デザイン)
話す人は、駒谷誠さん(渋谷ビジネス教室)で開催します◎